びび子の日記…

人生半ばで獣医師になった人間が、仕事のこと、将来のこと、愛猫のこと、日常のことなどを綴ってみました。

将来のちょっとまじめな話し

 獣医師になったはいいものの、これからどうやって生きていけばいいのか、私はもがいている。

 うーん…正確に言うと、“ほんの少しもがいている”に変わってきた。というのも、この何年かでわかったことが結構あるからだ。犬猫の行動治療がやりたい、組織に属せないということがわかっただけでも、かなり選択肢が限られる。さらに、一般臨床もできるようにならなきゃって、焦ってた時期もあったけど、無理をしたって結局何も得られないことがわかったし、生命が関わる仕事は片手間でやろうとしてはいけないこともわかった。行動治療をやる上で一般臨床の知識は必要不可欠だと思うが、生半可な気持ちで中途半端に手を出してはいけないことが痛いほどわかった。

 これらがわかったことは、私にとってかなり大きい!じゃあ、やりたい行動治療をやるだけでしょう!となるが、これがなかなか難しい問題なのだよ。まず、行動治療だけで生活していくのは難しいということ。組織に属さないのであれば、フリーでやっていくしかないのだが、まあ~需要が少ない少ない!いやいや、なんか対策はあるだろうと、ない知恵を絞って考えてみた。

 まず、行動治療認定医を取得すること。まだ日本には5人しかいないので、この認定医はかなり貴重よ!講演会や記事の執筆なんかの仕事も回ってくる可能性がかなり高くなる。なんといっても、今お世話になっている大学の先生の教え子として、認定医を取ることは恩返しにもなるので、これはぜひとも頑張りたい。飼い主さんから見たら、「は?認定医?そんなの関係ないし」って思われるって、今バイトしている病院の院長には鼻で笑われたけどね…(+o+) まあいろんな考えがあるからね。参考程度にさせていただきましょう(笑)。ちなみに、今年は受験資格の条件をクリアするために頑張って、来年受験する予定。

 そして、卒業する1年後に向けて、フリーでやっていくための土台を作る!つまり、少しずつ世間に名前を売っていくのだ。たまたま大学の同期の子からの紹介で、コラムを月2回ほど書いているのだが、これを少しずつ宣伝していけたらなって思っている。コラムを始める際に、私は獣医師として何のキャリアもないし、行動治療も勉強中だし、それでもいいのか?って聞いてみたのだが、担当者は「有名な先生だけがいつも表に出てしまって若手がなかなか出てこられないから、そういう獣医師を応援したい!」って言ってくださった(涙)。ネタがなくて困った時は一緒に考えてくれたり、いつも褒めて持ち上げてくれるので、何とか契約解除されないように頑張るつもり。

 あとは、生活していくための資金だよね。そのために、専門学校や病院(予防医療が中心ね)でのバイトをしっかり確保したいところだ。獣医師っていう資格にこだわる必要もないのかなとも思っている。働きますよ~!体が動く限り!!

 ふと思ったのだが、「組織に属したくない」とか偉そうなこと言ってるけど、人間って何かしらの組織には属して生きているんだよね…。