びび子の日記…

人生半ばで獣医師になった人間が、仕事のこと、将来のこと、愛猫のこと、日常のことなどを綴ってみました。

尿スプレーの犯人

    我が家の猫トイレは写真のような蓋つきです。

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     たまにですが、背面の蓋と本体の接続面からおしっこがだだ漏れしてることがあるのです。単なる失敗くらいにしか思ってなかったのですが、何気に先生に話したところ、尿スプレーの可能性大とのこと…。お恥ずかしながら、猫の問題行動の一つなのに全く気づかんかった( ̄Д ̄)ノ  だってトイレ以外で排尿してなかったから…。

    はい、それは言い訳です。勉強不足です。

     尿スプレーとは、いわゆるマーキングのことで、通常の排尿とは違い、立ったまま垂直に、スプレーのように尿を噴射します。量は少量で、臭いもきつくなります。縄張りを示す目的ですることの他に、精神的なストレスでもすることがあります。去勢していないオス猫でよく見られますが、去勢している猫でも見られます。メス猫さんでもやります。そういえば、昔実家で飼っていたネコ(女の子)は、外に出たいのに出してもらえず、近くのソファに座っていた母の顔にスプレーをしたことがありました(´・_・`)  

    じゃあ、このトイレの中限定の尿スプレーは、ボンズとビビリンのどっちが犯人なのか⁉︎  考えてみたら、ビビリンが我が家にやって来た時から見られるようになった…。

   ということは、ビビリン?そういえば、ビビリンは普段からお尻を高くしてプルプルしてることがよくある!網戸越しに外猫さんとよくケンカしてるから、そのストレスか?

    いや待てよ!ボンズも、外に出せ出せと狂ったようになることがある。変な鳴き声でよく鳴く。ビビリンにしょっちゅうマウンティングするし…。 

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   ということで、まずは犯人捜しをすることに…。

 ビビリンがトイレにいる時に覗くと(というか、そばを通ると)、ビビりのビビリンは途中で切り上げて、慌ててトイレから出てってしまうほどのレディなので、なかなか現場を見ることはできない。ボンズの現場を見た時はいつも腰を落として排尿しているので、やっぱりビビリンぽいな~と思っていましたが、とりあえず誰かがおしっこをした後は、できるだけトイレから尿漏れしていないかを確認していました。しかし、こういう時に限って、なかなか漏れず…。

 そして、ある夜中の出来事でした。しーんと静まり返っていたので、トイレの砂をかきかきする音のせいで目が覚めた私は、ふと部屋の電気をつけて、ベッドの足元にあるトイレをのぞき込んたのです。

 

 すると、まさにお尻をフルフルさせて、スプレーする直前のボンズとばっちり目が合ってしまったではありませんか!ビックリしたボンズは、出すはずの尿を引っ込め、何事もなかったかのようにトイレから出てきて、どこかに行ってしまいました。

 「ボンズ、おぬしだったのか」と犯人を探し当てることができて、ほっとしたのですが、とりあえずトイレの中だけでしているので(たぶんね)、床が汚れない様にこちらが防御することにしました。直そうと思って、ボンズにプレッシャーを与えて、隠れてするようになっちゃったら大変なので…。

 

 そこで、やっぱりホルモン残ってるんじゃないかな~という疑問が、頭をよぎりました。万が一ってことがあるでしょう。そうなると、ボンズ自身が辛いだろうなと思うんですよ。発散できなくてストレスがかなり溜まるだろうな…。尿スプレー以外のあの行動を見ていると、もし残っていることが原因だとしたら、それは取り除いてあげたいなと。。。

 ちょっと予算と方法について、いろんな知り合いの獣医さんに聞いてみよーっと!