びび子の日記…

人生半ばで獣医師になった人間が、仕事のこと、将来のこと、愛猫のこと、日常のことなどを綴ってみました。

窓を開けよう

 今日は新入生がやってくる日!

 研究室にも何人かフレッシュな新人さんがやってきた!新しい名札を作り、席を決め、これからの研究のことなどについて先生と話し合っていた(はやっ!)。

 春休みなんて、2~3人いればいい方だったから、こんなに人がたくさんいるのに慣れてない。なんか変な~感じ…(゜o゜)

 あー、私も3年前はこんなにフレッシュだったかしら~?あ、年齢的に見た目がフレッシュかどうかは置いといて…(笑) やる気に満ちてキラキラしてたのかな~??最初の方のブログで書いたけど、できれば博士号も取りたいなんて思ってたくらいだから、やる気満々だったんだろうな、怖いくらいに。あれもやりたい、これもやりたいだったから…。

 でも、昨日テレビで「情熱大陸」見たんですよ。朝日新聞社の元編集委員をやっていた稲垣えみ子さんが出演されていたんですが、彼女の書いた文章が紹介されて、ちょっと考えさせられましてね。

 「得ること、拡大することばかりを考えて生きてきました。でも平均寿命の半分を過ぎたころから、来たるべき死に向かい、閉じていくこと、手放すことを身につけねばと思うようになりました。大変なギアチェンジです。そのための助走として会社員人生に50歳で区切りをつけ、もがきつつ再出発したいとずっと考えてきました。…」

 月200円の節電生活をするという彼女の生き方については、人それぞれなので、肯定も否定もしません。ただそっかあって受け入れるだけだけど、この言葉だけがずっと残っているんですよ。

 あ~、こういう考えってちょっと共感できるなって。得ること、拡大することばかりを考えて、今生きている私…。でも思うようにはいかないし、そう考えて生きるのに、かなり疲れてます、はい。

 実は、まさにそんな気持ちを歌ってくれた曲があるのです。

 甲本ヒロトさんが1995年に期間限定で結成したバンド、ヒューストンズ。そのバンド時代に作られた曲の一つに、「窓をあけよう」があります。未発表曲なので、CD発売もされておらず、youtubeで聞くことしかできないという貴重な曲です。下のyoutubeでは、THE BLUE HEARTSとして他の曲も歌っているのですが、「窓をあけよう」は3:16くらいに歌ってくれます。もしよかったら聞いてください。涙が出ます。

 

ブルーハーツ 未発表 窓をあけよう 他

 

    THE BLUE HEARTS では、「あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい」って歌っていましたが、ヒューストンズはTHE BLUE HEARTSが活動休止してた時のバンド。ヒロトも気持ちの変化があったのかなあ〜。

    まずは、私の助走は断捨離かな。あれ欲しい〜、これ欲しい〜っていう物欲も結構ある私。ちょっと今夜は部屋の整理をしてスッキリさせよっと(≧∇≦)

    これからの生き方については、また改めて、時間のある時にゆっくり考えて、ブログで書こうかなと思っています…。

    ちなみに、稲垣さんは「閉じる」と表現しているのに対して、ヒロトは「開ける」ですよね。私はヒロトの表現の方が好きだったりします(^^)