びび子の日記…

人生半ばで獣医師になった人間が、仕事のこと、将来のこと、愛猫のこと、日常のことなどを綴ってみました。

動物病院でのアルバイト

 ブリスが亡くなったことで、時間に余裕ができた私は、ある動物病院でアルバイトをすることに…。本業は学生なので、週休2日のフルタイム勤務というわけにはいかなかったが、臨床の現場を経験したいと前々から思っていたので、週3日のアルバイト獣医師として働くことになったのだ(≧∇≦)

 未経験のアルバイトなので大したことはできなかったが、やはり現場は刺激的だった。注射をする際、犬に思いっきり咬まれたり(中指に犬歯が突き刺さりました)、興奮した猫に今でも跡が残るくらい引っ掻かれたり…など、動物病院で働いていればそんなに珍しいことではないのだが、それでも自分は臨床現場に携わっているんだわ~という喜びを感じずにはいられない(ドМ?)!本当は犬猫に咬まれたり引っ掻かれたりするなんて、獣医師が下手くそな証拠なので、恥ずべきことなんだけどね(笑)💦

 悔しい思いもしましたよー。飼い主さんからの質問に答えられず、「おたく、あんまり猫のことわかってないでしょ」と鼻で笑われたり、「何で検査だけでこんなに待たせるんだ!ここは大学病院とは違うんだ!」と飼い主さんにきれられて、1時間くらいお説教をくらうなんてこともあったあった💧その節はご迷惑をおかけしました😔

 それでも、刺青&ピアスのコワモテのお兄さんが、実は猫好きの優しい人だということがわかったり(保護した野良猫にかわいい名前をつけて、仕事帰りに一生懸命通ってくれました)、なかなか合う薬が見つからず、どうしたもんかと悩んでいた私に根気強く付き合ってくれた飼い主さんが、やっと合う抗生物質が見つかった時、「先生!よくなったよー!やりましたねー!」って言ってくれたり…と、素敵な思い出もたくさん出来た😂

 行動治療の方がだんだん忙しくなり、こちらが疎かになってしまいそうだったので、病院は1年弱で辞めることになったが、今でも飼い主さんからワンコの写真や相談のメールをいただいたり、看護師さんと休日にご飯を食べに行ったり、院長から「いつでも戻っておいで」と言っていただいたり…。正直言って、現場の厳しさや忙しさなどから、体力的・精神的にまいってしまった時期もあったのだが、未経験の私をここまで育ててくれた院長、看護師さん、飼い主さん、そして何と言ってもワンコ🐶とニャンコ🐱に、今は感謝の気持ちでいっぱいなのであります✨✨